悩みのトンネルから抜け出せないあなたへ―「理由」ではなく「意味」を探して
目次
悩み続ける人々の正体
2024年もあっという間に終わりを迎えます。毎年「今年もあっという間」「年々早く感じるね」などと言いながら春~夏~秋そして冬を迎えます。24時間はいつでも同じ歩幅で時を刻んでいるのに人間の「感じ方」とは勝手なものです。
セラピストである私は今年も人が生きる上で生じる「悩み」「苦しみ」に寄り添ってきました。それはクライエントに生じた事象に対する「感じ方」に寄り添ってきたことと同意です。最近つくづくカウンセリングとはつまり、人の「感じ方」に付き合い、寄り添うものだと確信に近く感じているところです。
コップに残っている水を「まだ半分ある」「もう半分しかない」等たとえとして言われますが、感じ方は人それぞれであるが故に悩み方もその乗り越え方も人それぞれです。そんな中どうしても「もう半分しかない」とネガティブなトンネルから抜け出せない人々にもたくさんお会いしてきました。そう感じてしまうからどうしようもないのだと…。まさに悩みのトンネルから抜け出せない状態です。
未来にフォーカスした道の中で見出して
セラピストとしてはやはり良い方向(未来志向)に着地点を見出したい。そう願いながらセッションと向き合っています。何かの歌のような「堕ちていくのも幸せだよと…」のように落ちるところまで落ちて…とは実生活では到底思えず、生きている以上揺ぎ無く解決の方向へ、未来の方向へと視線を向けて生きる…そうであって欲しいと考えます。
「何故そうなったのか?」と理由や原因を探すことに時間を割いている間は目線は過去に向いたままです。起こったことの理由は数えたら100でも見つかるでしょうが、たいていは自分を責めるものやだれかのせいであることが多い気がします。過去は大切。でも目線は未来に向けて「なんで?」よりも「どうなりたいか」を考えることができればつらいエピソードにもあなたなりの意味のようなものが見えてくるかもしれません。
一般論ではないあなたにとっての「意味」が何より大切
あなたが欲しい理由や答えが一般的なもので納得するならあなたは私の前に座ってはいないでしょう。ですが暗いトンネルから長く抜けられない状態であるならば一旦目線を未来に向けてみるのもひとつです。「わたしはそもそもどうなりたいのか」という風に。そう本当はあなただってずっと今のまま苦しんではいたくないはず。
これからも生きていく自分を大切に起こったことはどんな意味があるのかを考えてみてください。
「例えばどんな意味がありますか?」
そんな声が聞こえてきそうです(笑) 例を挙げるのはあまり好きではないのですがあえて挙げるとすれば「未来の自分が強く生きるための経験」「感謝の気持ちを持つきっかけ」「自分史上最大の難関を超え成長する機会」「大切な人に出来る限り優しくいるため」と意味づけることも出来るでしょう。「反面教師」として自分の目指す生き方がクリアになることもあるかもしれません。
傷ついた理由を考えるよりもその意味を未来志向で考えることができれば、あなたの人生はきっと豊かなものになります。
難しい… そう感じますか?
まずはあなたの近くにいるセラピストと一緒に…トライしてみることで未来の一歩を踏み出してください♪
来る2025年があなたにとりまして
こころ軽く過ごせる1年となりますように…🌳✨
2024.12